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血圧の病気の症状、治療、予防法や改善方法まで、
血圧の病気の改善に向けて理解を深めるサイトを目指します。
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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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高血圧はなぜ恐いか?

高血圧は糖尿病、高脂血症(コレステロ-ルが高いなど)とならび、生活習慣病でも最も頻度の多い病気です。

 

高血圧はなぜ恐いか?

昔、人生50年と呼ばれていた時代には、結核などの感染症が最も多い死因であったわけで、これらの生活習慣病は余り問題となりませんでした。しかし、衛生状態が良くなり、抗生物質が発達した現在では、死因のトップはです。癌の撲滅にはまだしばらく時間がかかりますが、癌に続く死因は、心筋梗塞などの心臓病や、脳出血や脳梗塞などの脳卒中です。いずれも高血圧と大きな関連があります。

従って、これらを予防するには、高血圧を治療する必要があります。また、死因とはなりませんが、高血圧は腎臓に非常に大きな傷害を及ぼします。このため、腎臓に病気が無くても、高血圧を放置すると、腎硬化症による腎不全となって透析療法が必要となることがあります。もちろん腎臓だけが悪くなっているのではなく、体中が動脈硬化ですから大変なわけです。

しかし、他の生活習慣病にもあてはまりますが、あまり症状はありません。症状は無いにこしたことはありませんが、どうしても放りっぱなしになりやすいのです。

高血圧はなぜ起こるのか?

腎臓病の患者さんには高血圧が多いのです。しかし、高血圧の患者さんのほとんどは、その原因が不明で、本態性(原因不明)高血圧と病名が付けられています。最近、本態性高血圧も実は腎臓の病気ではないかと考えられつつあります。

例えば、動物実験で、遺伝的に高血圧になるねずみ(ラット)と、普通のラットの間に生まれた子供のラットに遺伝的に高血圧になるラットの腎臓を移植する と、このラットは高血圧になり、血圧の正常なラットの腎臓を移植しても高血圧とならないことから、このようなラットでは腎臓が高血圧の原因と考えられてい ます。人間の場合にはもちろんこのような実験は出来ませんが、例えば高血圧が原因で腎不全になり、透析を受けている患者さんに、血圧の正常な人の腎臓を移 植すると、高血圧も治ることが報告されています。このように、原因が不明と考えられてきた本態性高血圧も腎臓がなんらかの影響を及ぼしていると考えられつ つあります。

高血圧の原因は腎臓?

それでは、どうして腎臓が高血圧の原因として関与しているのでしょうか?

血圧とは何によって調節されているのでしょうか? 緊張すると血圧が上がりますが、リラックスすると血圧は下がります。このような方はほんとうの高血圧とは呼びません(もちろんこのような方は将来、本当の高血圧になる場合が多いのですが)。常時、血圧が高い場合を高血圧症と呼びます。

体を水槽に例えますと、水深(血圧)は、水槽の底面積(血管の太さ)と、水量(血液の量)によって決まります。すなわち、血圧=血液量x血管抵抗(血管の 収縮度)で決まります。緊張すると、血管の収縮度が上昇し、一時的に血圧は上昇しますが、水圧がかかって尿が増加し、血液量が減少することによって血圧は 正常にもどります。常に血圧の高い患者さんでは、これがうまく作動せず、血液量が減少しないため、血圧が高いままで経過するのであろうと考えられていま す。

出典:大阪府立急性期・総合医療センター