当サイトについて

血圧の病気の症状、治療、予防法や改善方法まで、
血圧の病気の改善に向けて理解を深めるサイトを目指します。
専門医師はたったの400人しかいません。

高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


続きを読む →

高血圧の治療

高血圧の治療には、運動、食事などの生活習慣を改善する「非薬物療法」と、降圧薬によって血圧を下げる「薬物療法」があります。

薬物療法をしている場合でも、非薬物療法を実施することは大切です。

医師が治療方針を考えるにあたっては、血圧の値だけでなく他の検査値も参考にして、臓器障害や他の病気のサインが出ていないかを確認します。これらを総合的に判断して、経過観察とするか、生活習慣の改善を行うか、降圧薬も投与するかを決めています。

食事療法

高血圧治療の基本は、食事療法と運動療法を中心とする非薬物療法、つまり生活習慣の修正です。

このうち、食事療法は、「高血圧の予防」のための食生活と同様に、減塩を中心に行います。日本人の食塩摂取量は1日に10.4g(平成23年国民健康・栄養調査)ですが、食塩制限だけでかなり血圧が下がる人も多く、1日6g未満を減塩目標にしましょう。

飲酒についても、たくさん飲む人に高血圧が多く、また、そういう人は血圧の下がりにくいことも分かっているため、日本酒にして1日1合ぐらいに抑えたいものです。野菜や果物を積極的に摂り、コレステロールや飽和脂肪酸を含む食品の摂取は控えめにしましょう。

生活習慣の修正項目

高血圧だと診断されてからの日常生活で気をつけるべきことは、高血圧を予防するための生活習慣と同様です。

どれか1つの項目を中心に取り組むのではなく、いずれの項目にも総合的に取り組む方が効果的であることがわかっています。

身についてしまった生活習慣を修正するのは少し大変かもしれませんが、できることから少しずつ目標に近づけていくことが必要です。

生活習慣修正による降圧の程度

食塩や肥満が血圧の上昇と関連があることは昔からよく知られていますが、減塩や減量することによって、明らかな降圧効果があることもはっきりしています。

また、適切な食生活や節酒による効果も報告されており、小さい頃からの教育や指導も習慣づけのために重要です。

降圧薬の種類

生活習慣の修正では血圧が下がらないケースや、リスクが多く最初から降圧薬で対応することが必要なケースでは、降圧薬による薬物療法が行われます。

薬物療法に用いられる降圧薬には、一般的にはカルシウム(Ca)拮抗薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素 (ACE)阻害薬、利尿薬、β遮断薬(含αβ遮断薬)の5種類があります。高血圧治療のために最初に用いられる降圧薬は、主に(1)~(4)です。患者さ んの病態や検査の値をみて、適する降圧薬を選択し、降圧目標を目指しますが、単剤で降圧目標を達成することができない場合には併用を試みます。

降圧薬のはたらき

カルシウム(Ca)拮抗薬は、血管を拡げて血液の通る量を増やし血圧を下げる薬です。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は、血管を収縮させるアンジオテンシンⅡが受容体に結合するのを阻害して血管を拡げ、血圧を下げる薬です。

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は、血管を収縮させて血圧を上げる物質であるアンジオテンシンⅡを作る酵素の働きを阻害して、血管を拡げて血圧を下げる薬です。

利尿薬は、塩分や水分を、尿の出を良くして減らし血圧を下げる薬です。軽症から重症まで広く高血圧に用いられます。

β遮断薬は、心臓のポンプ機能をゆるやかにさせて、血圧を下げる薬です。

α遮断薬は、血管の収縮を抑え、血圧を下げる薬です。

 

出典:大日本住友製薬