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血圧の病気の症状、治療、予防法や改善方法まで、
血圧の病気の改善に向けて理解を深めるサイトを目指します。
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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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低血圧症の分類

低血圧症には、特別な原因疾患を伴わずに血圧が慢性的に低い本能性(一次性)低血圧症と原因が明らかな症候性(二次性)低血圧症(心臓疾患やホルモン異常などによって起きる低血圧症)があります。
また、発病及び経過から急性低血圧、慢性低血圧、一過性低血圧、起立性低血圧、食後低血圧と分類することもあります。

◆本能性(一次性)低血圧:
「低血圧症」の約9割を占め、 特別な原因疾患を伴わずに血圧が慢性的に低い(一般に収縮期が100㎜Hg以下、拡張期が60㎜Hg以下)状態で、体質的な場合が多く、特に本人が悩まされている症状がなければ、病気とはいえません。

低血圧の人は、低血圧になりやすい遺伝的な体質の人が多く、一般に無力性体質を示し、やせ型で蒼白い顔色で神経質であり、疲労を感じ やすく、冬は寒がりで冷え性など虚弱体質の人が多いとされます。内臓下垂を伴いやすいとされ、朝になっても、なかなか起き上がれず、急に立ち上がると立ち くらみがするなど、朝に弱いが午後になると調子のでる人が多いようです。

◆症候性(二次性)低血圧:
ケガによる大出血、心臓病、胃腸疾患による栄養不良、内分泌の異常、ガンの末期などで起こることがあります。

◆起立性低血圧:
急に立ち上がったときや体を動かしたときに立ちくらみを起こすなど、急激に血圧が下がる状態をいいます。下半身にたまった血液が心臓に戻りにくくなるため に起こるもので、動作を起こす前に比べて動いた後の収縮期血圧が20㎜Hg以上または拡張期血圧が10~15㎜Hg以上低くなる場合で、高血圧の人でも起 こることがあります。
原因から起立性低血圧には、特発性と二次性のものとがあります。

・特発性起立性低血圧症:
原因疾患は明らかではないが、神経系の障害により起こる起立性低血圧症で、めまい、立ちくらみ、嘔吐などの脳症状を起こし、症状が強い場合には失神することもあます。体重が減少すると起立性低血圧の程度は強くなり、起立性低血圧の約20%を占めるとされます。
朝礼などで倒れる子供が見られますが、これは血圧調節障害による低血圧で、大部分が起立性低血圧で心配はいりません。しかし頻回に起こる場合、ときには、 てんかんや心臓障害が原因で起こる起立性低血圧による場合もありますので、脳波や心電図などによる精密検査をすることが望ましいでしょう。

・二次性起立性低血圧症:
原因疾患が明らかなものをいい、起立性低血圧の約80%を占めます。原因疾患としては、糖尿病が最も多く、内分泌疾患、心臓弁膜症、心筋症などの疾患が隠 れている場合があります。また、服用している薬物(精神安定剤、精神刺激剤、レボドパなどのパ-キンソン病治療剤、降圧剤など)の影響による場合も考えら れます。

◆食後低血圧:
食後に限って血圧が過度に低下する状態です。食後、消化のために胃に血液がたまり、心臓に戻りにくくなるために起こる低血圧で、高齢者の3人に1人、特に寝たきりのお年寄りなどが、食事の時に誤嚥を避けるために体を起こして食事をする場合にみられます。
症状としては、食後にだるくなったり、胃もたれや吐き気、眠くなったり、ひどいときは立ちくらみや失神もみられることがあります。このような場合、1回の 食事量を少なくして回数を増やす、水分を多く、また高血圧でなければ塩分も適度にとるなどの食事の工夫をして、姿勢を変えるときはゆっくりと行動をして下 さい。

 

出典:東海四県薬剤師会情報システム委員会